■血管性紫斑病 我が子を容赦なく苦しめた病…あれから三年経ちました
2007年1月号でご紹介しました茂山めいちゃんのその後をご紹介します。
両足に浮き上がった斑点 周南PLAZA2010年04月号掲載
「イタイよ、イタイよー」二〇〇六年十一月、一番上のお兄ちゃんのサッカーの試合に行くというのに、お腹を押さえて転げまわる。ただのワガママと思い、一時間ほどトイレに行かせ、無理に試合に連れて行きました。
この時、娘がとても重大な問題を抱えていたとは知る由もありませんでした。家に帰ってお風呂に入れるとき、ヒザが痛いと言ってひょこひょこ歩く。コケていないはずなのに…見ると両足がパンパンに腫れ上がり、夥しい紫色の斑点が足じゅうに表れていました。
市内にある総合病院の小児科に連れて行くと、「血管性紫斑病」と診断され、即入院。毛細血管の破裂によって紫斑(小さな出血斑)がみられる病気で、二〜八歳の男児に多く特に治療法はないということでした。
症状が出ない人もいるが出続ける人もいる。いつ出るかも分からない。襲う激しい痛み、そして不安。いい病院はないかと九州を探しましたが、×。治療法がないので、結局地元の総合病院へ。何とか痛みをとってあげたいと思い、出会ったのが血液製剤。
痛みをとる反面、一〇年後にプリオン病(BSE)を発病する可能性がある、と医師の言葉。娘の苦しむ姿を見るに耐えれず、投与を決断。三回の投与、しかし病状の再発と激しい痛み。裏切られた思いがしました。
しかも血液凝固因子が欠乏しており、運動制限のため、保育園も辞めさせました。血管があるところ、全て破裂する恐れが。足も、手にも。もしも…もしも内臓で破裂すると、「!」他の病室にいる同じ病気の子供を持つ人は、年五・六回も入退院を繰り返していると・・・。「こんな体に生んでごめんね。」娘が不憫で涙が止まりませんでした。
斎藤先生との出会い
そんな時、友人から斎藤先生を紹介してもらい、ケアを受けました。両足が腫れて痛がり、まともに歩けず、おんぶしてケアに行きました。斎藤先生にケアをしてもらい、抱っこしてもらうと、そのままスヤスヤ眠ってしまいました。しばらくして起き上がり、「気持ちよかった」といい、嫌いないちごも美味しい!と食べました。
痛みが無くなったらしく、自分の足で歩いて帰ることができたのです!
あれから三年がたちますが、ケア後、病院に尿検査に行きましたが、異常なし。昨年からサッカークラブに入り、学校も毎日歩いて通い、普通の生活をしています。昨年は一回も病院に行くことはなく、家族の中で一番元気です。主にあたたかく守って頂き、嬉しい気持ちでいっぱいです。
神様・主イエスキリスト様・斎藤先生、本当にありがとうございます。斎藤先生のお言葉どおり、教会に通っていましたが、元気になると感謝の気持ちを忘れてましたが、何かのきっかけの度に斎藤先生が声を掛けて下さり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも教会に通わさせて頂きます。
2007年1月号掲載写真
斎藤恵子先生と茂山めいちゃん
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