■生後間もなく心臓に重い病気が見つかり、ケアを受けたその後…
2007年4月号で紹介しました玄記くんのその後を紹介します。
心音に雑音 周南PLAZA2010年01月号掲載
息子の玄記は、生まれて一週間後、病院で心音に雑音があると言われました。検査の結果心臓に穴が開いていたことが分かったのです。「塞がるから」と、半年毎に定期検査に来るようにと言われました。生後八ヶ月の時に「肺動脈弁狭窄症です。」と告げられました。
心臓の血管が異常に細く、血液の流れの速さが通常1秒間に2〜2.4mに対し、1秒間に2.4〜3mになっていました。簡単に言うと「スー」が「シャャー」という感じです。
五歳になっても定期検査を受けていたが、心臓が肥大しているので広島で検査をするようにと言われました。診断の結果は「部分肺静脈還流異常症。」カテーテルを入れるから入院の手続きをするようにと言われました。
股関節のところから心臓まで管を通すということだったのですが、その間寝返りもできないし、動くと激しく痛む。じっと出来ない子供には無理だと思いました。
斎藤先生との出会い
昨年の夏頃にエンジェルに行きました。玄記の顔はふっくらむくみ、いつも「しんどい」と言い、カゼをひくと必ずといっていいほど一週間は保育園を休んでいました。ケアを受けると、先生がちょっと触られただけでも痛い、痛いといって、暴れるので私は足を押さえ、息子はケアを受ける度に汗びっしょりになりました。
斎藤先生からレントゲンを受けた方がいいと言われ、病院に行きました。聴診器を当てた時、返ってきた言葉は「雑音はありません」。もう「シャャーッ」という音はしません。もちろん、レントゲンにも異常はありませんでした。
この子が三歳になるまで二時間毎に起こされてはミルクをあげていましたが、今から考えると血流が異常に早かったから疲れやすく、沢山飲むことが出来なかったんだなと、ふと思いました。(2007年4月号抜粋)
あれから三年
息子も小学二年生になり、相変わらず食欲旺盛で、学校から帰るとすぐに「めしは?」と聞き、大人二人分もペロリ。周りの人もびっくりされています。
半年に一回病院に検査に行くように言われていたのですが、八月に精密検査に行くと肺動脈が軽度になっている「信じられない!」「左心室に圧がかからない程度なので大丈夫ですよ」といわれ検査も一年に一回でいいと言われました。
身長は学年で一番高く成長し、いつも遊んでくれる近所のお兄ちゃんが野球のスポーツ少年団に入っているので自分も入りたいといって、おじいちゃんとキャッチボールの練習をしています。生活規制区分もE、運動も可となりました。
あんな大変な病気だったとは、だれも信じて貰えないぐらい元気いっぱいです。本当に今、息子が元気でいられるのは斎藤先生のおかげです。
神様・主イエスキリスト様・斎藤先生に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。これからも教会に通わさせて頂きたいです。新しい教会の献堂おめでとうございます。
斎藤恵子先生と松原玄記君
診断書
「E」は、強い運動も可