周南PLAZA掲載の奇跡体験 2007

■手術を受けずに血腫が消失した祖母

■孤独が怖かった日々、毎日死ぬことばかり考えていました。

■二度も奇跡を体験し、命を頂いた母

■腹膜透析の十年間。何年も出ない尿。死ぬことばかり考えていました。

■曲がった指、体中の間接の痛み。長かったリウマチの苦しみが、もう!

■内臓破裂、飛び出した病院。手術もせずに完治した亀裂、血腫、打撲跡。

■大量に解毒鎮痛剤を飲んで薬物中毒症状。生き長らえた小さな命

■うちの子は部分肺静脈還流異常症と肺動脈弁狭窄症でした。

■脳腫瘍。ここを知らなかったら、ずっと痛いままと思っていました。

■薬の副作用で寝たきりで動けなかったわたしが良くなった理由

■血管性紫斑病我が子を容赦なく苦しめた病

■大量に解毒鎮痛剤を飲んで薬物中毒症状。生き長らえた小さな命

15歳以下投与厳禁                        周南PLAZA2007年5月号掲載

 まだ肌寒い一月、お昼過ぎくらいに帰宅。いつものように出迎えてくれた三匹のミニチュアダックス達。部屋に入ると何か様子が変。ハッと振り向いた先にひっくりかえったカバン、散らばった錠剤。犯人はすぐ分かりました。

 

おてんば娘のさくらです。非ステロイド系の解熱鎮痛剤で大人は二錠まで、十五歳以下は飲んではいけないのに生後十ヶ月、体重わずか三・五キロしかないこの子は八錠も飲んでしまっていたのです。

 

やがで激しい嘔吐を二回。何件か電話したけどつながらない、やっとつながっても、「昼休み中ですので…。」あせる気持ち、容態が刻々と悪化していくさくら。やっと診てくださる病院が見つかり、家に近かったこともあり、飛び出すように家を出ました。

 

適確な診察、医療の限界

 病院に着いた頃はぐったりし、体中がガクガクと震えていました。昼休みをおしての治療。もどしたモノを見たら錠剤は混ざっておらず、腸までいっているから胃の洗浄はしませんでした。

 

解毒させようと点滴を打つのですが、神経がマヒしているのでしょう、何度も体を大きく波打たせてケイレンして何度も何度も抜ける針。先生にはありとあらゆる手を尽くしていただきました。でもさくらは体温が下がっていき、さする体はだんだん冷たく…。

 

眼は白目をむき、膜がかかったようになっていきました。「お願い、死んじゃイヤ。」どうなるか分からないので、薬は出しません。落ち着いてから夕方来てください。先生の言葉に、現実を突きつけられました。

 

戻ったぬくもり

 ワラをもつかむ思いで主人の車で急いでもらった先はエンジェルでした。周南プラザを見て知っていたのです。まだ息はある、このまま看取るのは絶対イヤ!ぐったりした小さなさくらを抱え、階段を駆け上がり、飛び込みました。

 

するとさっきまで白目をむいていた眼が焦点もあい、完全に開いたのです。更にみるみる内に温かくなってきました!信じられません。「半日居なさい」言われるまま、夕方までエンジェルで。この子の回復は著しく、ふらつきながら歩けるように。

 

ペロッペロッと器の水を飲みだしました。目覚しい回復は誰が見ても明らか。申し訳ないのですが、オシッコも三回はしました。夕方頃になると、食べ物に反応するくらいまで元気に。

 

夕方、治療代の支払いで病院を伺いました、さくらも一緒に。先生は「信じられない」と動揺した様子で、「非ステロイド系の解毒のクスリはない、特効薬もない。」専門書を広げて見せてくださいました。これ以上はムリというくらい対処してもらいましたが、現代の医療では不可能なことがあるのだと改めて知りました。

 

助けたい、という気持ちでエンジェルに連れて行ったらこの通り元気。医学では治らないものがエンジェルで助かった。病院では神経がマヒして、何度も点滴の針が抜けるほど何度も大きく波打たせてケイレンしていたのに、その日は元気になり過ぎて夜中までじゃれていました。死にかけたウチの子を元気にしてくださり、ありがとうございました。

 

奇跡体験 奇跡体験

先生に抱きしめられる熊谷さくらちゃん(左写真)と病院の先生が書いた仮の診断書(右)